理念
“小さな”オーガニックへのこだわり
「オーガニック」と聞いて、どのようなイメージをもちますか?
安心・安全、健康・美容によさそう、環境にやさしい…人によって印象は様々です。
日本では、「オーガニック」「有機」として野菜や果物、その加工品を表示・販売する場合には、農林水産省が定めたJAS法に基づいた生産・管理が必要です。登録機関の厳正な検査認証を受けた生産者・加工者がきちんと基準を守って初めて、商品を「オーガニック」「有機」と名のることができる決まりになっています。
食の安心・安全をお届けすることは、簡単ではありません。検査基準の厳格さや、準備する書類の煩雑さなど、小さな農家やまちの加工場が有機JAS認証を取得・維持するのは時間もコストもかかります。そのため、有機認証を受ける農場や加工場では、比較的大手の資本が入った、機械化・オートメーション化が進んだ大量生産型の経営が進んでいます。
Amrita株式会社は、自社でもつ田舎の小さな加工場で、有機農産物の加工・小分けの有機JAS認証を取得しています。その理由は、オーガニック農業の原点を見つめ、小ロット生産のこだわりをもった食品をお届けしたいから。
農薬や遺伝子組み換え技術を用いない農産物は、本来単一作物・大量生産に向くものではないと感じています。多品種少量生産で、色々な野菜・ハーブ、微生物、動物の相互作用の力を借りながら、共生・共存することで、オーガニック本来の力や目的を発揮してくれるものだと認識しています。
私たちは、大規模工場のように、全自動の食品製造ラインを組むことはできません。一日に生産できる量も多くはありません。しかしその分、常にフレッシュで、てづくりの、ぬくもりのあるオーガニックを、顔の見える関係で届けたい…
そんな、小さなオーガニックへの想いを馳せて、今日もみなさんの暮らしに寄り添う「善いもの・善いこと」をお届けいたします。