有機ブラックマスタードシード

◆特徴
古くから使われてきたなじみ深いスパイスで、中世ヨーロッパでは庶民が日常の料理に使うことのできる数少ないスパイスのひとつでした。ブラックマスタードシードは小粒の黒褐色の種子で、インドをはじめ世界各地で栽培されています。料理の風味づけだけでなく、伝統的には健康維持にも用いられてきました。

◆香りと使い方
種子自体は香りがほとんどありませんが、噛んだり潰したりするとほのかな苦味のあとに強い辛味が広がります。インドでは油で熱して香りを引き出す「テンパリング」に欠かせないスパイスで、豆料理や野菜炒め、漬物（アチャール）などに使用されます。粉末にしてソースやドレッシング、ヴィネガーと合わせてマスタードペーストの原料としても利用されます。

◆成分と効能
ブラックマスタードシードの辛味成分には血液循環を良くする作用があるとされ、古くから食養生や民間療法に用いられてきました。粉末をぬるま湯で練って湿布にすると、神経痛やリウマチの緩和に効果があると伝えられています。消化を助け、体を温める働きがあることから、日々の食事と健康維持の両面で重宝されるスパイスです。

◆風味
香りはほとんどなく、噛むとほのかな苦味のあとに、ピリッと刺激的な辛味が広がります。

◆利用法
食用、薬用（民間療法）

原材料名：有機ブラックマスタードシード
原産国名：インド 
保存方法：直射日光・高温多湿を避け、密閉容器に入れて常温で保存してください。開封後は湿気や虫害を避けるため、できるだけ早めにお召し上がりください。