コレクション: 【タイ】現地で出会った、かごの記憶


タイでクラチューのかごを買い付けたときのこと。
仕入れ先のヌイさんと、思いがけず「かごの話」で盛り上がりました。

ヌイさんも、そして私も、
小さいころから祖母の編んだ手仕事のかごに囲まれて育ってきました

積み木や絵本を読んでいる幼い私の横で、
もくもくと手先を動かしていた祖母。
仕入れ先であるヌイさんのご自宅に伺ったときに
ノスタルジックな思い出とともに、記憶がよみがえってきました。

大人になって手仕事のよさや味わいに目が行くようになり、
自然と惹かれるように、今こうしてクラチューを扱っています。


■ 時を重ねる道具

熟練の職人が編んだかごは、
10年、20年、時には30年と使い続けることができます。

ヌイさんのご自宅にある「かごコレクション」を拝見しましたが、
どれもまだまだ現役で使っているとのこと!

天然材のかごは、使うほどに色は深まり、手になじみ、
「もの」から、暮らしの一部へと変わっていきます。



■ 今、失われつつある美しさ

クラチューの原料となる水草は、タイ南部で育ちます。

かつては、細くしなやかな水草が多く、
編み上げたときに繊細で美しい網目が生まれていました。

しかし近年、需要の高まりとともに、
より早く、丈夫に育てるために農薬や肥料が使われるようになり、
太くしっかりとした水草が主流に

その結果、かごにしたときの繊細な表情(網目の細かさ、美しさ)は、
少しずつ失われつつあります




■ アムリタが選ぶもの

ヌイさんのお店には、さまざまなかごが並びます。

その中で私が選ぶのは、
熟練の職人によって編まれた、細やかな網目のもの

ヌイさんにも「やっぱりいいものばかり選ぶねえ!」と
言われるアムリタのセレクション。

よく似たかごは量産店でも見かけますが、
網目の美しさ、隙間なく整った模様、そして全体の佇まいは、
一目で違いがわかります

同じものが、これから先どれだけ出会えるかはわかりません。



■ かごと一緒に育つ暮らし



アムリタ・ゼン・ライフでお届けしたいのは、
「長く使い続ける」という選択です。

10年、20年と使いながら、
かごと一緒に時間を、年齢を重ねていく暮らし。

それを一般的には「丁寧な暮らし」「スローライフ」と言うのだと思います。



■ クラチューかごの魅力


水草のかごの特徴としては、下記のようなものがあります。

・やわらかく、しなやか
・形をやさしく変えられる
・重ねて収納できる(びっくりするくらいコンパクトに)
・軽く、持ち運びにも便利(旅行のスーツケースにも◎)

シンプルでありながら、どこかモダン。
無駄のないデザインは、空間に自然と溶け込みながら、
静かな存在感を放ちます。

スーツケースから出して、蓋をとればそのまま収納かごに。
旅先での荷物が散らばりません。
移動をするときにはささっとかごに入れるだけ。

旅先の無機質な部屋にひとつ置くだけで、
空間がぐっとあたたかく、味わい深いものに変わります



■ お手入れについて

長くかごを使っていただくために、
乾燥が気になるときは、オリーブオイルやクリームを少量なじませることで、自然なつやが出て、より丈夫に長く使うことができます。

汚れが気になるときは、丸ごと水洗いを行って
日陰の風通しのよい場所で、しっかりと乾燥をさせてください。

使い続けるうちに、周囲の家具となじむ色合いに変化していきます。

アムリタの店主が選んだクラチューのかご

熟練の職人さんのみが表現できる網目の美しさが特徴です。
お部屋やキッチン、バスルームのなかで、シンプルながらも丁寧な存在感を放ってくれます。