【2024年8月・店主ラオスの仕入れ旅日記vol.1】

【2024年8月・店主ラオスの仕入れ旅日記vol.1】

「ラオスってどんなところ?」
「旅行に行ってみたいと思っているんだけれど」
と、実店舗(紀美野町)のお店でよく聞かれます。

昨年の話にはなりますが、店主が行ってきたラオス旅の様子について、
数回に分けて、日記と写真をお届けしたいと思います。

2024年8月。仕入れに訪れたタイ・バンコク経由で
ラオス・ルアンパバーンへ、約3日間の駆け足旅をしてきました。

バンコクからは、毎日数便、定期便が各航空会社から出ています。
私はお昼ごろの便でラオスの空港に到着。
昔ながらのタラップを降りて、空港内へと向かいます。

入国審査が終わって、早速両替。
円はあまり強くないので、USドルやタイバーツから換金してもらいます。
ラオスの通貨は「キップ」。
単位が大きくゼロが多いので、計算すると頭が混乱することも。
(※実際には、後ろのゼロ3つはみんなカウントしていませんでした)


乗合タクシーで空港から15分ほど走ると
そこはもう、世界遺産「ルアンパバーン」市街。
ドライバーにホテルの名前を伝えて、降ろしてもらいます。

ホテルにチェックイン。
看板犬の「モカ」がゲストに愛嬌を振りまく様子が愛くるしい。


部屋で一息ついた後は、町の様子を見にぶらぶらと歩きます。
最近はGoogle Mapも活用できるので、散策がとっても簡単になりました。
目的もなく少し町を歩くだけで、そこに暮らす人々の息づかいが伝わってきます。


(写真は道端での宝くじ売り場の光景。アジアの路上でよく見かけます)


そういえば、お昼を食べていなかったので、軽く何か食べられるものをと、あたりをキョロキョロ見回すと、素朴な屋台が近くに。醤油のような香りも漂っています。

海外の屋台の食べ物って、そのどれもが珍しく、とっても魅力的に見えます。
ゆで卵とコーン餅みたいなものを指さしで買ってみました。

実はゆで卵ではなく、卵の中身を取り、出し汁とともに溶いた液を再度卵の中に流し込んで蒸し焼きにした、茶碗蒸しのような味のする手が込んだ料理でした。
コーン餅は、日本の五平餅のような触感で、期待を裏切らない素朴な味。


エネルギーチャージも終わり、ぶらり旅を再開していると、夕暮れ時に。
ホテル前の道路には、いつの間にか露店が立ち並び、ルアンパバーン名物のナイトマーケットができていました。

私も、旅モードから仕入れモードへと、仕事のスイッチをオンに。
ナイトマーケットでは、モン族の人が販売している手刺繍のポーチを探します。
(※お店の方に許可をいただいて、撮影させていただきました)


最近このスタイルのポーチが流行っているとか。
オリジナルのゆるキャラに添えられた英語のフレーズがツボにはまります。
刺繍の状態やポーチの縫製を確認しながら、時間をかけてゆっくり選ばせていただきました(※関西の皆さんのツボにもヒットしたようで、あっという間に仕入れたポーチは完売しました)



こちらは、同じモン族の人が作っているキーホルダーチャーム。
ベトナム戦争が起こった際に、住んでいた土地を追われて移住せざるを得なかったモン族の人々。このチャームは、そのときの爆弾や武器から作られたもの。

平和を願う心と、戦争の愚かさへの気づき、亡くなった同胞への祈り…
そんな想いが込められたキーホルダーでした。

ホテルに戻ろうとしたときに、店員さんに「新作だよ」と見せていただいた、ゆるい刺繍シリーズの絵本。



文字をもたないモン族が、戦争で戻れない故郷のことを思って刺繍したストーリーブックになっていました。美しい故郷の自然や、モン族の人々の暮らしの様子が、一枚の布絵本になって綴られていました。

購入はこちらから


ナイトマーケットの活気はまだまだ続きますが、翌日の予定もあるので、ホテルに戻って就寝します(続く)。





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