【レシピつき】南国逃避のカルダモンコーヒー
カルダモン好きの人って多い気がします。
エキゾチックな甘い香りに、ピリリとした後にくる辛味。一口運ぶだけで、「あ、カルダモン」という、清涼感と華やかさがあり、気分が上がって、自分をどこか遠くに逃避させくれるスパイス。
インドやスリランカなどの南アジアでは、チャイに入っているのが定番のカルダモン。少し視線を西に向けると、中東では「カルダモンコーヒー」なる、なんとも名前からして、高貴な飲み物が楽しめます。
その芳醇な香りを、たっぷりの砂糖が入った苦みの効いたコーヒーに移して飲む、カルダモンコーヒー。起源は古く、アラビア半島で、客人をもてなしたり、儀式のときに振る舞われた、、とのこと。
いつもと違うコーヒーの雰囲気を楽しめる、カルダモンコーヒー。目をつぶって、一口飲めば、南国に迷い込んだ気分に。
そういえば、昔スリランカ・コロンボに滞在していたとき。
コロンボ7区という、大使館やら高級住宅街やらが集まっているエリアにあった、アラビック料理店。少しお洒落をして、石の門をくぐれば広がる中東の高級庭園を模したお店。クミンの効いたナスやトマトに、ひよこ豆のフムス、いちごとピスタチオのデザート・・・スリランカとは全く異なるスパイス使いのアラビア料理を楽しんだ最後に出てきたのが、カルダモンコーヒーでした。
濃くて苦いコーヒーの上澄みを飲んでいくと、最後に残るじゃりじゃりとした砂糖の塊や、コーヒーのドロドロした部分がでてくる、中東スタイルのコーヒーに広がる、カルダモンの香り。
残念ながら、その料理店は閉店したそうだけれど、記憶のなかに今でも残るカルダモンコーヒーをたどり、本当にごくごくたまに、自分でも溢れてみます。
そんなカルダモンコーヒーのレシピを、お裾分け。
ちょっと雰囲気のあるカップで飲んでみるのもおススメです。
- コーヒー豆 25g
- カルダモン 4~6粒(お好みで)
- お湯 300ml
- 有機ココナッツシュガー 大さじ2~3
◆作り方[所要時間:10分(冷やし固める時間は除く)]
- コーヒー豆とカルダモンを挽きます。
- 【1】をお湯で抽出します。ドリップでもフレンチプレスでも、お好みの方法でどうぞ。
- お好みの砂糖をたっぷり目に(※てんさい糖や有機ココナッツシュガーがおすすめ)いれて、甘いコーヒータイムを。
◆ポイント
お好みで牛乳や練乳を加えても◎